文学その2

『青空文庫』にある作品を『Google Translate』で英訳してみました。

堺事件:森 鴎外(131-196)/584

これから神前へ参れ」と云うのである。 “Go to God before.” 二十五人は御殿から下って稲荷社に往った。 Twenty-five people went down from the palace to Inarisha. 社壇の鈴の下に、小南が籤を持って坐る。 Konan sits under the bell on the platform. …

堺事件:森 鴎外(94-130)/584

土佐藩主が自らヴェニュス号に出向いて謝罪することが一つ。 One thing is that the Lord Tosa goes to the Venus himself and apologizes. 堺で土佐藩の隊を指揮した士官二人、フランス人を殺害した隊の兵卒二十人を、交渉文書が京都に着いた後三日以内に、…

堺事件:森 鴎外(51-93)/584

端艇は次第に遠くなった。 The boat was gradually distant. フランス水兵の死者は総数十三人で、内一人が下士であった。 A total of thirteen French sailors died, one of them was a junior. そこへ杉が駆け付けた。 Cedar rushed there. そして射撃を止…

堺事件:森 鴎外(1-50)/584

堺事件 Samurai case 森鴎外 Mori Ogai 明治元年|戊辰の歳正月、徳川|慶喜の軍が伏見、鳥羽に敗れて、大阪城をも守ることが出来ず、海路を江戸へ遁れた跡で、大阪、兵庫、堺の諸役人は職を棄てて潜み匿れ、これ等の都会は一時無政府の状況に陥った。 Meiji…

佐橋甚五郎:森 鴎外(150-199)/199

家康は約束どおり甚五郎を召し出したが、目見えの時一言も甘利の事を言わなんだ。 Ieyasu summoned Gogoro as promised, but when he sees, don't say Amari. 蜂谷の一族は甚五郎の帰参を快くは思わぬが、大殿の思召しをかれこれ言うことはできなかった。 Th…

佐橋甚五郎:森 鴎外(93-149)/199

甚五郎の行方は久しく知れずにて、とうとう蜂谷の一週忌も過ぎた。 甚 Gogoro's whereabouts have not been known for a long time. ある日甚五郎の従兄佐橋|源太夫が浜松の館に出頭して嘆願した。 One day, Goro's cousin Sahashi | Gentao appeared in th…

佐橋甚五郎:森 鴎外(54-92)/199

「はっ」といって本多は忙がしげに退出した。 “Hatsu” said Honda, who was busy. 饗応の用意はかねてととのえてあった。 饗 I was always prepared for a response. 使は本多の邸へ引き取って常の衣服に着換えた上で、振舞いを受けることになっていたのであ…

佐橋甚五郎:森 鴎外(1-53)/199

佐橋甚五郎 Jungoro Sahashi 森鴎外 Mori Ogai 豊太閤が朝鮮を攻めてから、朝鮮と日本との間には往来が全く絶えていたのに、宗対馬守義智が徳川家の旨を承けて肝いりをして、慶長九年の暮れに、松雲孫、文※、金考舜という三人の僧が朝鮮から様子を見に来た。…

阿部一族:森 鴎外(756-815)/815

「今討ち入ったな」と言って、光尚は駕籠に乗った。 Mitsutoshi got on the kite, saying, "I'm struck now." 駕籠がようよう一町ばかりいったとき、注進があった。 駕 籠 When I was in town all the way, there was an order. 竹内数馬が討死をしたことは…

阿部一族:森 鴎外(704-755)/815

おぬしが槍の手並みを見に来た」 The dog came to see the cocoon 「ようわせた。 “Like me. さあ」 here we go" 二人は一歩しざって槍を交えた。 ¡The two people took a step and exchanged firewood. しばらく戦ったが、槍術は又七郎の方が優れていたので…

阿部一族:森 鴎外(654-703)/815

白無垢に白襷、白鉢巻をして、肩に合印の角取紙をつけた。 I made white birch, white headband on white solid, and put a square paper with a seal on my shoulder. 腰に帯びた刀は二尺四寸五分の正盛で、先祖島村弾正が尼崎で討死したとき、故郷に送った…

阿部一族:森 鴎外(600-653)/815

光尚に阿部の討手を言いつけられて、数馬が喜んで詰所へ下がると、傍輩の一人がささやいた。 When Mitsuhisa was told Abe's defeater and several horses were glad to go down to the station, one of his associates whispered. 「奸物にも取りえはある。…

阿部一族:森 鴎外(555-599)/815

阿部一族の喜びは非常であった。 The joy of the Abe family was great. 世間は花咲き鳥歌う春であるのに、不幸にして神仏にも人間にも見放されて、かく籠居している我々である。 The world is a spring that sings a flowering bird, but it is unfortunate…

阿部一族:森 鴎外(514-554)/815

一族|討手を引き受けて、ともに死ぬるほかはないと、一人の異議を称えるものもなく決した。 Clan | It was decided that there would be no choice but to honor the dissenter and to die together. 阿部一族は妻子を引きまとめて、権兵衛が山崎の屋敷に立…

阿部一族:森 鴎外(467-513)/815

この場に詰めていた侍どもも、不意の出来事に驚きあきれて、茫然として見ていたが、権兵衛が何事もないように、自若として五六歩退いたとき、一人の侍がようよう我に返って、「阿部殿、お待ちなされい」と呼びかけながら、追いすがって押し止めた。 The chil…